2009年05月23日

◆カメムシの正しいつまみ方

カメムシの正しいつまみ方 今日、久々に行った国立科学博物館のディスカバリートーク『カメムシはなぜ臭い?』で聴いた話が面白かったので、メモ代わりにエントリしてみる。


カメムシの臭いは胸から出る
  • 幼虫は腹部背面、成虫は胸部腹側から臭いの元が分泌される。
    天敵を威嚇する為には背面から臭うのが最も効果的なのだが、成虫は背中からだと翅が邪魔してしまう為に胸から出るようになったらしい。

 
 カメムシの臭いの役割は?
  • まずは天敵の威嚇。主に鳥を想定しているらしい。
    次に警戒フェロモン。集まっていたカメムシの1匹が強い臭いを発すると、周囲のカメムシ達はあっという間に逃げ出す。
    そして集合フェロモンとしての役割。カメムシは臭いの強さで効果を使い分けているらしく、同じ臭いでも弱い場合は仲間が集まってくる。


カメムシの臭いの毒性
  • 密閉空間に閉じ込められたカメムシが、自らの臭い物質で自家中毒を起こし死んでしまう。
    臭いの元となる物質には酸やアルコール、アルデヒドなどが含まれているので、カメムシを触った手で目をこすったりすると、目が痛くなったり傷ついたりする事があるので注意。

 
(※以下、質疑応答にて)


カメムシの臭いが指についた場合の落とし方
  • どうも細胞レベルで染み付くらしく、なかなか落ちない。下手をすると数日経っても臭っている。
    まずは水と石鹸でよく洗う。それでダメなら有機溶剤を使ってみる。それでも取れない事もあるけど。


カメムシはどうつまめば臭くないか?
  • 要は臭いを出させない事が大事。普通の人がよくやるティッシュを被せて上から押すように捕まえる方法だと、カメムシが怒って臭いを出す事が多い。上から押してはダメ。

    カメムシの体の中でも比較的堅い胸部を左右から指で軽くつまんで持ち上げてやれば(※画像参照)、怒らせずに捕まえることが出来る。
    虫を手で触るのが嫌な人は、うちわなどをそっと差し出して乗せ、外に出せばよい。


カメムシの集団越冬
  • 自然の豊かな土地では、冬になるとカメムシが民家に集まり集団越冬するケースがある。多い時で一軒の民家に数千匹のカメムシが集まり、人間が生活できなくなってしまった事例も。
    カメムシの好む越冬場所の条件が限られている上に臭いで仲間を呼ぶ事から、特定の場所に集中してしまうらしい。

    対策としては、諦める事(笑)

    殺虫剤を散布しまくればカメムシは死ぬが、人間も住めない家になってしまう。
    人が快適に過ごせる室内はカメムシにとっても魅力的な越冬場所なので、集まってしまうのは仕方が無い。
    そもそも、カメムシ達が暮らしていた場所に後から侵入し、家を建てたのは人間のほうだ。
 


 俺ら的に本日最大の収穫は、実用的な知識"カメムシのつまみ方"だな。

 これからの季節、外に干しておいた洗濯物なんかによく紛れているんだよね、カメムシ。その度に「如何に洗濯物にダメージを与えずに外へお引取り願うか?」に頭を悩ませていたのだけれど、これからは落ち着いて対応できそう。

 因みに、この記事のカテゴリが「小さな隣人」なのは、今回のトークを聴いた事で俺らがカメムシにちょっとだけ親しみを覚えたからだったりする。
 とは言っても積極的にお近づきになりたいとは思わない。うちの部屋を越冬場所に提供する気は全く無い、てか嫌だし(笑)

◆カテゴリ:小さな隣人
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