2011年08月07日

◆ダルライザー1st Ver.2@しらかわ魂(ソウル)フェスティバル

※関連記事:白河の様子 グリーティング


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 はい、人生2度目の白河旅行、主目的は現地のご当地ヒーロー「ダルライザー」の公演を観る為でした。

 今回上演されるのは、現在「4th」まで5作あるうちの第1作「1st」をリメイクした「1st Ver.2」。
 全てのシナリオの原点となる重要なストーリー。




photo665.jpg◆「ダルライザー」公式



 リメイク前のオリジナル"1st"は現在もYouTubeで観られますが、リメイクにより、これがどう変わったのか?

◆「ダルライザー」1st 前編(YouTube)
◆「ダルライザー」1st 後編(YouTube)


2011.10.16追記:
◆「ダルライザー」1st Ver.2 in Shirakawa(YouTube)
 ※動画がUPされたのでリンク追加。ちなみに"in Shirakawa"とあるのは、同シナリオが後日、別の場所(東京・お台場)で再演されたので区別する為と思われ。

* * * * * * * *


 ステージ上に、MCのおねえさん登場。

 突如、ダークスーツに仮面の「ダイス」と名乗る6人の男達が登場し、おねえさんを捕える。
 そして「夢を吸い取ってやる!」と言い怪しげな機械を操作するが、どうも上手くいかなかったらしい。


 サイコロの1と6を模した仮面の男達が、失敗について言い争う間に、おねえさんはこっそり逃げ出そうとする。

 逃走は失敗し、再び取り押さえられるおねえさん。
 思わず「助けて!」と叫ぶ。



 声に応え現れたのは赤いマスクとスーツ姿の男!

 闖入者に警戒し、身構えるダイスの面々。



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 ダイスの6人と、赤いスーツの男の格闘。

 赤いスーツの男は独りで6人を相手にするも、鮮やかな身のこなしで、あっという間に退ける。

 ステージから逃げ去るダイス達。


 
 赤いスーツの男に、助けてもらった礼を言うおねえさん。

 男は「ダルライザー」と名乗る。

 その名と姿に心当たりがあるおねえさん。最近、新聞等でも取り上げられた地元の"ご当地ヒーロー"その人であるらしい。

 ダルライザー、ダイスを追って早々にこの場を立ち去る。



 (場面転換)

 ダイス達は隠れ場所で、先程稼動に失敗したマシンの改良中。

 相変わらず仲間同士でモメながらも、何とか完成したこのシステムに「バク」と名付ける。

 早速仲間の1人、5の仮面の男で試してみようとした時・・・



 「ダルライザー」登場! ダイスの居場所を突き止めたのだ。

 ダイスは次々とダルライザーに飛び掛ってゆくが、格闘能力の差は先程と変わらず。
 しかし今は・・・



 「システム "バク" 起動!」

 奇妙なメカニックを身に付けた、謎の人物(?)が登場。これがダイスの開発していた「バク」完成形らしい。

 バクはパワーでダルライザーを圧倒、ダウンさせる。

 バクの性能に満足したダイス達はダルライザーをその場に残し、高笑いしつつ悠々と引き揚げる。



 ・・・意識を取り戻したダルライザー。
 バクに対抗する為、更なる鍛錬が必要だとトレーニング。

 そんな彼の前に「おねえさん」こと"なな子"さん(どうやら本名ではないらしい)が再び登場し、協力を申し出る。
 ダルライザーはダイスとの抗争になな子さんを巻き込む事に難色を示すが、彼女に押し切られて了承、発信機を手渡す。

 早速、ダイスの居場所を探りに行った、なな子さんだったが・・・



 逆にダイスに捕らえられ、ダルライザーの前に引き出される。

 ダイスはバクを使い、再度なな子さんから"夢"を吸い取ろうとする。



 今度は成功。

 夢を奪われ、意識を失い倒れこむなな子さん。



 そして、ダルライザーとダイスの乱闘に。

 ・・・問題はバク。

 鍛えているとはいえ、生身のダルライザーが力で敵う相手ではない。
 どうすれば勝てるのか?



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 機転を効かせ、バクの背に飛び乗るダルライザー。
 そして、バックパックから延びるコードの束を・・・引きちぎる!



 コードの断線により、行動停止するバク。
 それを見て「お前の設計が悪い!」と、またもや言い争いを始めるNo.1とNo.6。

 ダルライザーは、仲間割れに戸惑うダイスNo.5を捕まえ、バクを再起動させなな子さんの夢を元に戻させようとする。
 しかしバクは思うように稼動せず、なな子さんの夢を取り戻す事はできなかった。



 動かなくなったバクを抱え、引き揚げてゆくダイス達。

 ダイスは退却したが、夢を吸い取られてしまったなな子さんは一体、どうなってしまうのか・・・?



 意外な事に、目を覚ましたなな子さんは何の問題も無いと言う。

 "夢"は幾らでも湧いてくる。奪われてしまうようなものは本当の夢ではない、と。



[大きい画像はこちら]

 「努力と工夫で、何度でも立ち上がれ!!」



* * * * * * * *



 オリジナル「1st」に、「2nd」以降欠かせない存在となった"なな子"さんとダルライザーとの出会いを組み込み、ダイス個々のキャラクターと互いの関係を掘り下げ、各設定のディテールを強化し、「夢(を持つ、実現の為に努力する)」というテーマをより明確に打ち出し・・・って、骨組み以外はほぼ新作に等しいリメイクでした。

 オリジナル「1st」からシナリオの密度も演出のテンポも格段に上がり(エラソーで済みません)、上演中一瞬たりとも目を離す隙の無い、濃い芝居に。
 お陰で観客のこちらも、一挙一動も観逃すまいと鑑賞にかなりの集中力を要しました。

 しかし、何よりも変わったのは・・・ 

 「2nd」以降、直近の「3rd×U」に至るまで雰囲気もテーマも重く、観終わった後も何かしら心に引っかかりを残すシナリオが特徴だったものが「1st Ver.2」では一転、明るく希望の持てる結末に。
 こうなったのは"最初期作のリメイク"だけが理由では無いように感じます。

 昨年末の「3rd×U」から今回の「1st Ver.2」が上演決定する間に東日本大震災、そして原発事故が起こり、それらは未だ終息していません。
 私が白河に滞在した短期間にも、日常に影を落とし続けるそれらは常に目に入ってきました。ひび割れた壁、地方紙の記事、街角の張り紙、地元の方との何気ない会話 etc.etc..
 その一方、お祭りを楽しむ多くの人の笑顔、遊び回る子供達の元気といった、この地で生きる人々のパワーも健在。

 以前、ダルライザー(の、中の人)はTwitterにて「時代に必要な事をショーにしていきたい」と仰ってました。
 今回の再演は、御自分達の3年にわたる活動総括であると同時に、白河及び福島の方々に1stのテーマである"夢"を持ち続ける事の大切さ素晴らしさを、現実が厳しい「今だからこそ」伝えたかったのではないかと思います。

 「夢は奪われない」「何度でも立ち上がれ」・・・「僕たちは諦めない! ふくしまは何度でも立ち上がる!




 「1st」をリメイクする事によって、恐らくは新たな段階へと移行したであろう彼等のこれからが、今迄以上に楽しみです。
 次回作がどのようなテーマ、どのようなストーリーになるかは判りませんが、観た人々を勇気付ける芝居になるのは確かでしょう、きっと。

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