2012年08月05日

◆ダルライザーショー5th@しらかわSmile day 2012

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 今年も行って参りました、福島県は白河市へ。

 「しらかわ Smile day 2012」と称されたお祭りが開催されるのですが、ステージイベントの1つとして、恒例となりつつあるご当地ヒーロー・ダルライザーのショーが上演されました。



◆ダルライザー公式
◆しらかわ Smile day 2012 〜たくさんの笑顔がここにある〜 /白河商工会議所青年部

 今回上演されるのは「ダルライザー 5th」。一昨年夏に初演された「4th」、昨年末初演の「4th AM」に続くシナリオです。



◆ダルライザーショー5th(YouTube動画)

◆ダルライザーショー4th前編(YouTube動画)
◆ダルライザーショー4th後編(YouTube動画) 
※5thの前のストーリー。ダイスNo.1が扮する“ダルライザーアスラ”スーツ初登場。

◆ダルライザーショー4th AM(YouTube動画) 
※4thの後日譚。


大盛況のお祭り会場、中心のイベントステージ。

 ダイス達が現れたため、隠れて様子を伺う、なな子さん。
 しかし、ダイス達の様子が普段と違う。動揺している様だ。

 盗聴を警戒した彼らが暗号で指令を伝達し、行動を起こそうとした時・・・


  姿を現したのは、ダイスの隠れ家から盗まれたアスラスーツを身に纏った謎の男。

 彼は「“俺達”の人生を奪還する」と宣言する。



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 男の腕に装着されていたのは、アスラスーツと共にダイスから盗んだ設計図を基に作られた武器“サイコスナッチャー”!



 サイコスナッチャーを手に、ダイスNo.1に襲い掛かる男。

 次いでターゲットは、割って入ったNo.2に。
 力を振り絞り男を止めようとするNo.1に、再度サイコスナッチャーが。

 倒れるNo.1。



 男と、物陰から出て来たなな子さんとの対面。

 男は、倒れたNo.1を「心が抜かれた状態」と説明する。



 突然苦しみだした男は、なな子さんに「逃げろ!」と叫んで倒れ込む。

 再び立ち上がった男の人格は、凶暴な別人へと変わっていた。
 サイコスナッチャーで、なな子さんの精神を抜きにかかる男。

 ダイスNo.4とNo.5は、サイコスナッチャーを奪還しようと男に飛び掛るが歯が立たない。
 こんなピンチには・・・そう、ヒーローを呼ぼう!

 「ダルライザー!!」



 白河のご当地ヒーロー・ダルライザー登場!!

 男は、ダイススーツのネーミングの基となった三面六臂の阿修羅王に因み「バジオウ」と名乗る。



 ダルライザーは男に立ち向かうが、サイコスナッチャーからの電撃を食らって倒れる。

 バジオウは再度電撃を放とうとするが、オーバーヒートにより不発。
 高笑いしながら逃走するバジオウ。

 しかし、なな子さんは・・・。



 宿敵・ダルライザーに、バジオウからサイコスナッチャーを取り戻す為の協力を要請するダイスNo.2。

 なな子さんを救う為にもサイコスナッチャーを奪い返すしかなさそうだが、ダルライザーは宿敵・ダイスと手を組めるのか?



 大切な仲間を救う為に力を貸してくれ、と改めてダルライザーに頼むダイスの面々。

 バジオウに奪われた親友の心を取り戻す為、ダルライザーの前で膝を付き頭を下げるNo.2。

 ダルライザーは、No.2に手を差し伸べる。



 No.6からダルライザーに、1枚の盾が渡される。

 “アクバラシン”。
 これで、サイコスナッチャーからの攻撃を無効化できるらしい。



 突然、電撃を受けて倒れるダイスの面々。
 バジオウ再登場。
 ダルライザーは無事。盾の効果があった様だ。

 起き上がり、バジオウを挑発するダイス達。
 どうやら、電撃を連発させサイコスナッチャーのバッテリーを消耗させる捨て身の作戦らしい。

 ダイス達はバジオウに飛び掛るが、強力な電撃の直撃を受けて硬直。残るはダルライザーのみ。



 ダルライザーとバジオウの一騎打ち。
 しかし、電撃は防げるものの盾が重く、思ったように動けないダルライザー。

 No.6の指示で盾のロックを解除するダルライザー。
 盾を頭上に掲げ、装着完了!!



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 盾により電撃も打撃も封じられたバジオウは焦り、サイコスナッチャーの再充電を計るが、このタイミングでオーバーヒート!

 すかさず、サイコスナッチャーを奪還するダルライザー。

 バジオウは最後の力でを振り絞り、ダルライザーに向かっていく。
 しかし、またもや人格交代。

 「サード」と呼ばれる別人格は、今まで暴れていた「セカンド」の攻撃を抑え、ダルライザーに「ファーストを救ってくれ!」と訴えて去った。



 バジオウから取り戻したサイコスナッチャーは、ダイスの手に。
 これで、なな子さんもNo.1も元に戻る筈。

 元の心を取り戻し、すっかり元気になったなな子さん。
 これで事態は収束するのか・・・?



 深刻な様子のダイス達。
 問題は、まだ解決していなかった。

 奪還したサイコスナッチャーからは、No.1の頭脳を記憶したメモリが抜き取られていた!
 メモリを取り戻さなければ、No.1の心は元に戻らない。




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 バジオウからメモリを奪い返し、最終的にはバジオウをも救う決意を胸に・・・

 「努力と工夫で、何度でも立ち上がれ!!」



* * * * * * * *





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 「No.1ではないアスラ」の存在及び5thへの登場については、以前よりTwitterで公表されてましたので、観る側としての心の準備は出来ているつもりだったのですが・・・全てにおいて想像していた以上の展開でした!

 過去作を観ていないと把握し切れないストーリーとキャラ設定、二転三転する状況、登場人物に課せられた過酷な運命、次回作へと持ち越された結末・・・小さなお子さん向けの内容ではありません。大人でも集中して観ていないと付いていけない密度です。

 演出も、当日ステージを観ただけでは分からないような細部まで芝居がなされていたり(私も動画を見返して気付いた点が幾つも)、生ステージ上でのスロー演技という、失敗すればギャグになりかねない大冒険に挑戦するなど、表現する事への貪欲さ、妥協の無さを感じました。
 それら構想を具現化するアクターさん(中の人)方の演技やアクションは、相当練習を重ねたものであろう事が伺えます。

 これが、地方の街のお祭りで、1日だけ披露する為に作られたショーなんです。
 それも、街を盛り上げ、観る人に自分達の想いを伝えようとせんが為に、その街で働く若旦那(商工会議所青年部の会員)さん達がゼロから作り上げているのです。

 このような力作が観られる(というか、現地に行かねば観られない)のですから、彼らのショーに魅了された身としては、たとえ白河が遠くと足を運ばざるを得ません。
 そう思うのは私だけではないでしょう。その証拠に、今回は昨年よりも多くのファンが、地元以外からこのイベントに駆けつけ大盛況でした。


 今回のテーマは『超越』との事。






 上記テーマが顕著に表われていると思ったのが、中盤のダルライザーとNo.2とのやり取りと、クライマックスのダルライザーとアスラの闘い。

 全てが対立しているように見えるダルライザーとダイスも「守りたい人、救いたい人」が居ることに違いは無く、それ故に互いの主義主張を越え、手を結べたのでしょう。

 そういえば前作「4th AM」の公言されたテーマは「風評被害に立ち向かう」でした。
 件の震災に絡んで根拠無き噂が蔓延し、人々が対立し酷い言葉が吐かれる様は私も散々目にしました。私自身、被災地に対して差別的な態度や言葉を向ける方々には正直、腹が立ちました。
 しかし、そういった棘のある言葉の応酬で問題が解決した様には思えません。何の為の争いなのか。
 どちらの側も「不安のない生活がしたい」という想いは一緒の筈なんですが。 

 ・・・まぁ、こういった話まで持ち出してショーについて憶測するのは私の穿ち過ぎかもしれませんが、風評や偏見を乗り越え、互いに理解し協力することこそが最善策なのは確かでしょう。


 一方、己のままならぬ運命への怒りを口にするバジオウ=セカンドは、その状況を変える為に一方的に他人から奪うことも厭わぬキャラ。

 セカンドの「持たぬ者、奪われた者の怒り」は、ダイスの「楽園化計画」の動機でもあるんですよね。ダイスNo.1も世間への絶望と怒りを抱え、それを覆すべくダイスを結成。ある意味、バジオウはダイスの鏡であり、分身。
 しかもその分身に“力”を与えてダイスに災いを為してしまった原因は、他ならぬダイス自身。何とも皮肉な話です。

 そうして手にした力で「ヒーローになる」と宣言したバジオウに、あくまでも「人間」として己の力で立ち向かうダルライザー。
 彼の取る手段は「意識改革」。人々に自分の想いを訴え続け、理解を得て行動を変えてゆく事。
 
 ダルライザーはまた、バジオウ(アスラ)に立ち向かうだけではなく、最終的には「救う」と宣言します。
 バジオウが抱える「怒り」が具体的にどのようなものであるかはまだ明かされていませんが、いずれダルライザーも触れる筈。
 
 ダルライザーはバジオウの怒りを知った上で、彼と共感し救う事が出来るのか?
 バジオウが救われたとして、それを見たダイス達に何か変化は訪れるのか? 

 ・・・などと、いろいろと憶測や期待を巡らせながら、続編の上演(来年の夏かな!?)を待ちたいと思います。

 あっ、No.1のその後も気になりますし!
 




※補足画像(Twitter用にUPしたもの)

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